糸山智栄
鈴木 愛子/編著
A5判・128ページ
ISBN978-4-87498-643-1
そこが知りたい学童保育ブックレット2
2018年1月発行
高文研
子どもの放課後の〝居場所〟が安心して過ごせる場所に!
プレハブから木造へ、暑さ寒さを和らげる施設づくりの提案
いま学童保育に通う児童は百十万人。その多くは劣悪な建物や簡易な空間で過ごしている。より良い場所にするために保護者や指導員が動いた……
学童保育が児童福祉法に位置づけられてから18年。資格制度が整備され指導員の待遇や保育条件の改善が着実に進みました。しかしながら、児童たちが過ごす「施設」は築数十年のプレハブ小屋だったり、教室の空き室だったり、トイレの場所が遠く不便など環境改善へは行政も腰が重いのが現状です。
本書は、放課後の「居場所」が少しでも安心して過ごせる場所にしたいとアクションを起こした保護者・指導員たちが集まり、「子どもにやさしい学童保育」づくりに取り組んだ実践記録です。
〈もくじ〉
第1章 庄内学童保育クラブ(名古屋市)「移転分割物語」
プロローグ
1 学童保育との出会い―プレハブなんて、可哀想…
2 学童保育に入所して―経営者は「保護者」だった!
3 タニダケンとの出会い
4 作ろう、子どもに優しい学童保育施設
第2章 新制度と学童保育の待機児童問題
1 新制度と待機児童問題の概要
2 学童保育施設の地域格差
3 待機児童数は把握できるか?
コラム たかみがくどうレポート
1 子どもたちの放課後の居場所を地域で育む
2 学童保育の育て方
第3章 前例を作り、仕組みを作る
1 プレハブから、木造化をめざして—倉敷市の場合
2 発想の転換のきっかけは、私の企業仲間から
—岡山県学童保育連絡協議会の取り組み
第4章 発想を転換して、動けば変わる。動いて変える。
1 建てて、賃貸!? 大家さん、現る!
—さいたま市における学童施設の現状
2 自治体と連携した「放課後児童クラブ専用施設」設置の取り組み
—沖縄の学童保育
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¥1,430価格